Copin市川 紗代子
実績一覧へ

統合キャンペーンオペレーション

Uber Taxi 統合キャンペーンオペレーション

日本・オーストラリアの2拠点で進行したUber Taxi統合キャンペーンにおける、プロジェクトマネジメントとクリエイティブオペレーションの支援。

クライアント
Uber Taxi
2025–
カテゴリー
統合キャンペーンオペレーション
担当
プロジェクトマネジメント/クリエイティブオペレーション
クロスファンクショナルチーム
20名超クロスファンクショナルチーム
拠点をまたぐ進行
日本・オーストラリア拠点をまたぐ進行
プロジェクト期間
5〜7か月プロジェクト期間
キャンペーン予算
200万米ドル超キャンペーン予算
並行して管理
複数案件並行して管理
バイリンガル環境
日英バイリンガル環境

プロジェクトの規模を示す指標であり、個人の成果を主張するものではありません。

概要

日本市場向けUber Taxiの統合キャンペーンを、日本とオーストラリアの拠点間プログラムとして推進。担当領域はオペレーション側で、全ワークストリームのスケジュール、リソース、連携、進捗管理、納品準備を担いました。

背景

ストラテジー、クリエイティブ、制作、アカウント、メディア、ファイナンス、外部パートナー、クライアント側の関係者が関与する体制でした。2つのタイムゾーンにある拠点が共通の成果物を扱い、2言語で承認が行き来します。オペレーションの負荷はクリエイティブの負荷と同等でした。

課題

5〜7か月の進行に日本・オーストラリアの20名超が関与する中で、制約は工数ではなく可視性でした。担当範囲、依存関係、承認順序が全員に同時に見えていなければ、スケジュールは緩やかにずれ、意思決定は本来の担当者以外を待って止まります。

担当範囲

担当範囲

  • ストラテジー、クリエイティブ、制作、メディア、ローカライズを横断する統合スケジュール
  • 並行ワークストリームにおけるリソース計画とアサイン
  • 日本・オーストラリア間の拠点連携と時差調整
  • 関係者への情報共有とリーダーシップ向けステータス報告
  • プリプロダクションから納品までの制作進行管理
  • 計画に対する予算の可視化と進捗管理
  • リスクの特定、エスカレーション経路、変更対応
  • 承認準備と納品前チェック

チーム

チーム

  • 日本・オーストラリアの20名超

関係者

ストラテジー、クリエイティブ、統合プロダクション、アカウントマネジメント、メディア、ファイナンス、外部制作パートナー、クライアント側関係者。

役割と担当範囲

組織として提供したこと

エージェンシーとして、日本市場向けUber Taxi統合キャンペーンを、戦略立案、クリエイティブ開発、制作、メディア、ローカライズにわたり推進しました。

自ら担った範囲

  • 両拠点が参照する共通基盤としての統合スケジュールを構築・維持
  • 並行するワークストリーム全体のリソース計画とアサインを担当
  • 日英で日本・オーストラリアのチーム間を時差をまたいで調整
  • 制作進捗を追跡し、後工程の日程に影響する前に遅延の兆候を可視化
  • 計画に対する予算状況を維持し、差異を早期に共有
  • 担当範囲、依存関係、承認ステップ、エスカレーションポイントを明確化
  • チームおよびリーダーシップ向けのステータス報告を作成・共有

結果として生まれたこと

  • 日本・オーストラリアの20名超の関係者間で、進行状況と意思決定の可視性を維持
  • 複数のワークストリームが並行する中で、クリエイティブと制作スケジュールを整理
  • チーム、パートナー、リーダーシップが参照できる共通の進行基盤を構築
  • クリエイティブ、制作、アカウント、ファイナンス、クライアント間の運営リズムを安定化
  • オペレーション上の複雑性を引き受けることで、クリエイティブチームが本来の仕事に集中できる環境を整備

オペレーションモデル

共通の進行基盤

拠点ごとに別々の計画を持たず、両拠点が同一の統合スケジュールを参照する運用にしました。

担当の明示

すべての成果物に担当者と意思決定者を紐づけ、宙に浮いた状態で止まらないようにしました。

時差を前提とした順序設計

日豪の稼働が重なる時間帯を起点に受け渡しを設計し、1日を無駄にしない進行にしました。

日英併記のドキュメント

進捗、スコープ、承認事項を後追いの翻訳ではなく、最初から日英双方で読める形で整備しました。

机の上に横長の印刷済みスケジュールが広げられ、両側に閉じたノートが置かれた俯瞰の様子。1つのバーが青くマークされている。
代表的な作業環境。両拠点が同じスケジュールを参照します。

ツールと仕組み

  • Asana
  • Google Workspace
  • Slack
  • スプレッドシートによるリソース・予算管理
  • レビューおよび承認フロー

リスクと制約

リスクと制約

  • 時差により両拠点の実働重複時間が限られること
  • 2つの組織・2言語をまたぐ承認プロセス
  • 並行案件が同一のクリエイティブ・制作リソースを取り合うこと
  • 確定した制作・メディア日程に対する後半での変更要請
  • 翻訳・ローカライズがクリティカルパス上に存在すること

重要な意思決定

  1. 01

    スケジュールは1本に統一

    両拠点が単一の統合計画を参照する形にしました。拠点ごとの詳細計画は持ちつつ、拠点をまたぐ日程は統合スケジュールを正とする運用です。

  2. 02

    遅延ではなく依存関係でエスカレーション

    日程が遅れてから動くのではなく、依存関係の担当が不明確になった時点でエスカレーションする運用にしました。

  3. 03

    クリエイティブの集中時間を守る

    制作の山場ではオペレーション上の確認事項をまとめ、クリエイティブチームに直接流れないよう経路を設計しました。

成果物

成果物

  • 統合マスタースケジュール
  • ワークストリーム横断のリソース計画
  • チーム/リーダーシップ向け週次ステータス報告
  • 制作進行トラッカー
  • 計画対比の予算状況ビュー
  • リスク・依存関係ログ
  • 承認・納品チェックリスト

変わったこと

チーム、パートナー、リーダーシップが、進行状況、担当、次に決めるべき事項を同じ場所で確認できる状態になりました。個別のやり取りで解消していたスケジュールの疑問が、一箇所で可視化されるようになりました。

学び

  1. 拠点をまたぐ進行は、リソース不足より先に「曖昧さ」で崩れます。
  2. 双方が翻訳なしで読めて初めて、スケジュールは共通基盤として機能します。
  3. エスカレーション先を事前に決めておくことが、緊急時に実際に使える体制をつくります。

次の事例

Uber Eats 統合キャンペーンオペレーション